さあ、IT講師で
自分チェンジ
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一般社団法人まちのtoolboxと富士通ラーニングメディアが協力し開催している「IT講師チャレンジコース第二期」。その二回目の講義が、11月29日にオンラインで実施されましたので、本レポートにてご報告いたします。
今回の講座は、ZOOMによるオンライン開催となりました。二回目ということで、内容も講義およびロールプレイングを併せたより実践的な内容となりました。
まずは、Javaテキストを使用したプレゼンテーションを受講者ひとりひとりに実施してもらいました。初日が終わった後、Javaプログラミングテキストの指定範囲を通読してくるという事前課題が受講生に課されていました。その範囲について、実際にプレゼンを行ってもらうというものです。
各人、はじめは緊張した面持ちでしたが、ZOOMの画面共有を上手く用いながら話の内容を工夫しているようでした。
一人の受講生が終わった後に、各講師からフィードバックをいただきます。講師陣からは、初日と同様に、今年の受講生のプレゼンレベルの高さを評価するコメントが多く挙がりました。リアルの場だけでなく、オンライン環境でも一定のプレゼン能力を有していると評価していただけたようです。
フィードバック時には、分かりやすい説明の仕方についてもアドバイスがありました。「分かり辛い説明には“例え話”が有効」ということや「話と話の“繋ぎ目”を意識する」ということなど、具体的なアドバイスに受講生も真剣に耳を傾けている様子でした。昨年のIT講師チャレンジコース受講生で今年の4月から講師となった御手洗、久保両講師からもアドバイスとフィードバックをいただきました。
また、オンライン環境では実際の教室とはまた違った注意点が多いとのことで、例えば「画面共有での分かりやすさの工夫」や「強調したい文章に対してどのように示すべきか」など講師からポイントやコツについて具体的な指摘がありました。リアルとオンラインという講義環境の違いを初日と二日目に経験できたことは、受講生の良い学びに繋がったのではないかと思います。
プレゼンテーションに続いて講師から「良い講師になるために大切なこと」について解説がありました。講師として、しっかり教えるための“言葉の選び方”や“立ち振る舞い”についてのレクチャーです。実際の現場では、受講生と適切な信頼関係を構築し、しっかりと内容を理解してももらう必要があります。技術面だけでなく、講師として「いかに振る舞うか」も大切な要素のひとつであることを学ぶ時間となりました。
また、講義の中では、その他にも「社会人のお手本」についても共有がありました。講師として実践の場に立てば、社会人経験の少ない受講者と接する機会は多くなります。ビジネスマナー・マインドの模範を示すことの重要性を皆で再確認しました。
次にロールプレイを通してレビューについて学びました。
「レビュー」とは、業務の各工程で作成された生産物が、あらかじめ決められた基準や要件を満たした条件であるかどうかを確認する作業のことを言います。プログラムやシステム設計の各工程において、作業者一人でなく複数の目で確認することによって、間違いの早期発見や修正に役立てることができる重要な作業です。一般にレビューする人のことをレビュアー、レビューしてもらう人のことをレビューイと呼びます。
レビューは、確認・改良・伝達・教育・保証・進捗管理という目的で実施されることが一般的で、今回の講座では、講師と受講者間で「技術者のスキルを向上させる」ことを目指す教育を目的としたレビューの学習を行いました。
レビューの概要をインプットしたところで、早速レビュー体験です。最初は、受講生と講師でレビューのロールプレイを行いました。まず講師がレビュアーとしてお手本を見せ、おおよその流れを把握したところで、今度は受講生同士でレビュアーとレビューイを交代し相互レビューを行いました。
レビューにおいては、相手の理解度をチェックしながら進めていくことが重要で、この点について受講生達はまだ慣れておらず悪戦苦闘した様子でした。講師からも「レビューとは質問を通して理解度を問うこと」と示され、指定のレビューチェックシートに従いながら質問をしていくことが大切とアドバイスを受けていました。
IT講師としてレビュアーを務めることに初挑戦の受講生にとって、この相互レビューのロールプレイがDay2である今回の講座の中で一番エネルギーを使う時間となったようです。ただ、二回目のロールプレイでは、講師陣の適格なフィードバックにより各段とレビュースキルが向上していました。
ロールプレイを終え最後に今日1日の振り返りをしました。
振り返りは、「Keep(良かった点)」「Problem(改善点)」「Try(今後に向けた助言)」の三項目について、話しではなく文章で書き残すもので、お互いのフィードバックを受講生同士で共有し合いました。講師からも受講生に向けたフィードバック文をもらい、次回の講座に向けた良い助言を受け取ったようでした。
次回は12月13日にオンラインでの開催です。
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