都留IT講師チャレンジコース

地方から「新しい働き方」を発信!都留IT講師チャレンジコース2019キックオフレポート

こんにちは!都留IT講師チャレンジコースをです。

都留IT講師チャレンジコースは、地方で「新しい働き方」を目指す方向けに、6か月間でIT講師としてのスキルを学んでいただき、「IT」×「地方」×「あなた」の新しいキャリアを一緒に目指していく講座です。

こちらのnoteでは、実際の講座内容や様子をレポートとして共有させていただきます。自治体と民間が連携する新しい取り組みに、少しでも興味を持っていただければ嬉しく思います。

2019年11月2日、都留IT講師チャレンジコースのキックオフミーティングが山梨県都留市で開催されましたので、今回はこちらのレポートをまとめました

地方から「新しい働き方モデル」を発信することを目指してスタート!

都留市のまちづくり団体「生涯活躍のまち・つる推進協会」と株式会社富士通ラーニングメディア、そして都留市のIT企業 C-table株式会社が連携しスタートしたこの事業。

キックオフ当日は受講生の他、富士通ラーニングメディアのご担当者、都留市つる創生推進室長の中野さん、そして実際に講師として活躍されている桜木さん、佐藤さんに都留へお越しいただきました

※キックオフ会場となった都留市エコハウス。オシャレです。こちらの建物は、都留市の「お試し移住」として無料で宿泊することもできちゃいます。


そもそも、なんで都留市(自治体)がIT講師チャレンジ事業をやるの?

まず「そもそもなんで都留市がこういうことをやっているの?」という背景について、都留市地方創生室長の中野さんからお話いただきました。

以下はお話のまとめです。

都留市は誰もが生涯にわたって自分らしく暮らせる街づくり「生涯活躍のまち・つる構想」を推進中です。構想の中心は都心からアクティブシニアの移住を促進することです。2019年9月には、サービス付き高齢者向け住宅と地域交流拠点からなる住居「ゆいま~る都留」がオープンしました。2019年10月1日現在、80戸に対し、入居の確約は70%。多くの方が都留に移住しており、全国的にも注目が集まっています。

このように都留へ移住してきてくれた皆様が地域に溶け込み、生涯にわたって楽しく活躍できる環境を創ることが大切です。そこで都留市は官民連携まちづくり組織「生涯活躍のまち・つる推進協会」を設立しました。当協会では①移住促進 ②仕事創出 ③生涯学習④健康増進の4つの事業領域で官民連携まちづくりを推進しています。

「IT講師チャレンジコース」の目的は、ITスキルの養成と仕事紹介によって「地方に新しい仕事を産み出すこと」です。アクティブシニアだけでなく、若者や子育て世帯の移住において「仕事」は大きな課題です。都留市から、付加価値の高い新しい仕事を産み出す為、今回の事業を推進しています。


富士通ラーニングメディアのIT講師の仕事ってどんな仕事なの?

次に「IT講師ってどういう仕事なの?なんで富士通ラーニングメディアが自治体と一緒に講座をやるの?」というお話を、株式会社富士通ラーニングメディアの青木さん、松永さんからお話いただきました。

※いつもパワフルな青木さんとクレバーな松永さんの名コンビ。

以下はお話のまとめです。

富士通ラーニングメディア(以下FLM)は、研修サービスを展開している富士通グループの企業です。法人向けの研修サービスがメインですが、それだけでなく、子供やシニア向けのプログラミング教室の展開、そして共創コラボレーションスペース「CO-PIT」の運営など、教育に関する多数の事業を展開しています。

人生100年時代を見据えた社会人の学び直し、小学校のプログラミング教育必須化など、IT技術を学ぶニーズがこれまで以上に拡大しています。昨今は、地方の法人や自治体からもIT研修のご相談が増えています。そこでFLMでは、各地域でコラボレーションできるIT講師を育成し、地方でも質の高いIT研修を提供できるよう進めています。このような背景の中、今回実施するIT講師チャレンジコースは「ITスキル」×「講師スキル」を身に着けて、地方で新しい仕事、新しい働き方を目指す方のスキル養成と仕事紹介の両面からバックアップする事業です。


地方で新しい働き方ってホントにできるの?

次に、とはいえ「地方で新しい働き方ってホントにできるの?」という話を、実際に山梨県都留市で起業したC-table株式会社の田邉(私)からお話させていただきました。

※11月だけど半そで。

以下は話のまとめです。

もともと都内のIT企業で会社員として働いていましたが、故郷である都留市にUターンしました。当初は都内まで通勤していましたが、個人で受けていた仕事も順調に増えてきた為、会社を設立しました。今はデジタルマーケティングや開発の仕事の他、協会と一緒にまちづくり事業を推進しています。私は「自分らしく生きること」が大事だと思っています。私の尊敬する大前研一さんの言葉にはこうあります。

触発された私はまず住む場所を変えました。すると、付き合う人が変わりました。そして行政の皆さんにも会えました。そのご縁で、今度は富士通ラーニングメディアの皆さんにも会えました。そういう中で今日また、ここで新しい出会いがあり、一緒に学ぶ機会を得ました。受講される皆さんが「今日、ここにいるということ」を選んだ自分らしさを忘れずに信じつづけ、楽しみながら成長していくことが自分自身の新しい働き方を創っていくことにつながると思います。


IT講師ってどういう仕事?やりがいは?

次は、実際に富士通ラーニングメディアのIT研修講師として働いている株式会社OinUの桜木さんから「IT講師のやりがい」についてお話いただきました。

※パリッと決まったスーツの桜木さん

以下はまとめです。

IT講師の魅力は大きく2つあります。1つは「働く期間を自分で選べること」です。新人研修の場合は4~6月に集中するため、その3か月は講師として勤務し、それ以外は開発の仕事や新しいスキルの獲得のために学習する時間を確保したり、ということが柔軟にできます。ライフスタイルにあわせた働き方ができることは大きな魅力だと思います。

もう1つの魅力は仕事自体のやりがいです。やりがいには大きく4つあると考えています。1つ目はIT人財が不足している中、IT人財を育成することにより、技術者が増え、社会問題の解決になり、社会貢献につながります。2つ目は新社会人になる新入社員にITスキルのみならずヒューマンスキルを教えることにより、会社の即戦力になり、新入社員だけではなく、所属会社様の役にも立つことができます。3つ目は研修開始と終了後の皆さんが見違えるほど成長することを実感できます。4つ目は講師としても毎回新しい気付きがあり、成長できます。新入社員の皆さんが若く、休憩時間に面白い会話が飛び回り、いつも楽しい雰囲気で仕事することができます。このように自分のライフスタイルをデザインしながら、若者の成長を支え、自分も成長できることは大きなやりがいだと感じています。


企業の人事部は、講師に何を求めているのか?

次は企業の人事側からみた、講師の役割について株式会社seeds dreamの佐藤さんからお話いただきました。佐藤さんはもともと大手企業の人事部長。50代で独立されてからは、研修事業と並行し千葉県南房総鴨川で里山体験ができる里山事業も展開されています。

※独特の間でわらいをとる佐藤さん

企業研修の費用は決して安くありません。では人事担当者は何のために自社の新人に研修を受けさせるのでしょう?それは「幸せなビジネスパーソンとしてスタートをしてもらいたい」という想いです。そのために講師に何を求めているでしょうか?今日は4つのポイントをご紹介します。

1つ目はブレないでいること。講師がブレると、不安になってしまいます。分からないことは分からない、と伝えて大丈夫です。いつまでに調べて持ってきますね、と伝えましょう。いつも「何のためにやっている研修なのか?」を講師自身が自問自答してぶれずにいることが大切です。

2つ目は時には厳しい態度で臨むことです。研修中に注意すべき態度があれば、講師としてシッカリ注意してください。企業からすれば研修参加もコストです。参加者の成長を期待してのことだという想いをしっかり伝え、取り組んでもらいましょう。

3つ目は状況変化を細かく知らせることです。研修の進み具合、成長速度は人によって様々です。それぞれの日々の変化を記し、変化を細かく伝えるようにしましょう。

最後4つ目は、成長点と改善点を明確に伝えることです。研修を通じて成長したこと、今後改善した方が良いことを伝え、これからの社会人生活に役立ててもらえるようにしましょう。


目標を達成するチームには何が重要か?

後半は、ワークショップを通じて「目標を達成するチームには何が重要か?」をディスカッションしました。また、今後講師スキルを身に着けることでどんなキャリアが考えられるのか?についても意見を交換しました。

※ワークショップは盛り上がりすぎて誰も写真をもっていないことが後から判明。


次回へ向けて

半日のキックオフミーティングを終え、次回からいよいよIT講師としての講習が始まります!こちらのnoteでも引き続き講習の模様をレポートします。

当講座を通じて、多くの方に新しい働き方を考えるキッカケづくりができれば嬉しく思います。

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